MALT WHISKY「一目瞭然」2002・その2
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モルトの雑誌をとおしてアメリカ社会の特性を知る
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「うまいうまい」と得意になって笑われた話
あれがウマイ。これもウマイ。と得意になると、次に自分なりの「格付」をしたくなる。
「美味い」と思う感動を人と分かち合いたいのだけれど、それには自分なりの基準が必要。
酒を飲むのに、目や鼻や舌で分析したり、印象を言葉にしたりするのは、いったいどういうことなのだろうね。
「一気飲み」とか「飲み放題」とか、若いうちは勢いだけで楽しむのもいいけれど、
トシを得て大人になったら、過去を抱え込むから、そんな訳にはいかない。
酒の作法も、通過儀礼も弁えなければ恥書くからね。
そんな訳で自分なりの指針を作りベスト10を決めて喜んでいたら、笑われてしまった。
それは自分の経験の限界を露呈しているだけだから。
同じ銘柄でも、ボトルにより、出来栄えや印象に違いがあることもあるし、
出会いの印象が弱くても、何かのキッカケでに見事に美味しく味わえたりで、
また味わう取り合わせによっても大きく異なる。
だから、得意になっていたら「なんだいまごろ」という事になり、
かならず、「昔の○○は、こんなモンじゃあなかった・・・」と、通ぶる人も含めて、
ウマイとか不味いとかだけで得意になっているうちはまだ入門篇なんだね。

それで、一歩進んでテイスティングと評価が、必要となるのだろうけれど、重要なのは評価の「基準」だ。
「基準」にコンセンサスが無く、解らないもの同士、慰めあったり、おだてたり、お世辞いって、
解っていても知らない振りをして、道を誤ったのが「ニッポン」だね。
無責任の連鎖は「あわせりゃいい」という訳でラクだけれど、それは閉鎖社会の証。
閉鎖出来ない社会になってしまったから、やはり「格付け」は必要となる。
「格付」といってもアメリカ風のランキングや人気投票だけが「格付」ではないので勘違いしない方がいい。
例えばマイケルジャクソン氏の評価にしても、おおきく見ると納得いくけど、
個々に見るとぜんぜんわからなくなってしまう・・・・。
目の前にボウモアドラゴンがあって飲めるとしても、「いや、今日はちょっと遠慮いたします」といって、
自分の飲みたい違うモルトを味わうのがおとなだね。


モルトの仲間とスコットランドへゆく
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